実は私も母がシルバーホームに入る際、実家の整理をした経験があります。
昔は、父と母と兄弟3人が暮らしていたわが家。
兄弟は私も含め、すでに独立し、県内外でそれぞれの家庭を営んでいました。
久しぶりに帰った実家は、懐かしくもあり、記憶よりも古びていたようでもあり。
ただ、感慨にふけっている余裕はありません。
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想いを家族にお届けする遺品・生前整理専門会社
大事な家族の思い出・生きてきた証のお手伝い
母は思い出を大事にする人。そして、「もったいない」という気持ちを持つ人。
家の中には、私の知らない間に、実に様々なモノであふれかえっていました。
私は、「いるもの」「いらないもの」をどんどん仕分けして処分していこうとするのですが、母や兄弟はそうはいきません。「これは家族旅行の思い出だから」「まだ使える」、そして「もったいない」。
ホームへの入所の日時が近づくなか、遅々として進まない片づけにいらだつ私。
でも母や兄弟にしたら、私は「思い出をゴミ扱いするひどい息子、弟」に見えたかもしれません。
家族だからこそ、すれ違う気持ちがお互いに辛く感じられたように思います。
時間の経った今なら、私も理解できます。あのたくさんのモノは母にとって、大事な家族の思い出であり、自分たちが生きてきた証のようなものだったのだということを。
同じような事態に直面する方もたくさんいらっしゃると思います。
経験者だからこそ、そして第三者だからこそできる、遺品・生前整理のお手伝いをしたい。
そう思って、この事業に取り組んでいます。
私たちが大切にしていること
私たちがいちばん大事にしているのは、お客様の気持ちに寄り添うこと。
気持ちさえ整理できれば、モノはすんなり整理することができるようになります。
自分の人生を振り返りながら、ひとつひとつ思い出の品を確認して区切りをつけていく。
そうすることでモノは処分されても、そこに込められた想いはご家族のもとにお届けできます。
私たちの仕事は、ゴミの処理ではありません。
お客様の「人生の棚卸し」のお手伝いです。